みなさんこんにちは。
皆さんにも経験があるかもですが、僕の部屋の中、そして机の上は二週間程前までは多くのモノで散らかっておりました。
全く気にしていなかったのですが、実はこれって結構危険な状態らしいです。
プリンストン大学の研究で明らかになった事ですが、机の上や本棚、または部屋の中が散らかっている(無秩序な)状態が続くと集中力が低下し、仕事の生産性が下がることが分かったのです。
また散らかった部屋の中で生活をしていると、ストレスホルモンのコルチゾールが上昇し、不安や憂鬱な状態になり、これらの状態が続くとうつ病へと繋がることも分かっています。
今一度自分の部屋の中を確認してみましょう。
どうでしょうか。
部屋の中は綺麗でしょうか。
また机の上は片付いていますでしょうか?
散らかっている人は今すぐ片付けが必要です。
しかしここで注意してほしいのですが、片付けって結局モノを引き出しに閉まったり、箱に入れたりするだけで、見た目は片付いたように見えるのですが、「実際はモノが減っていない」なんてことになりがちです。
そうなると近いうちに再び元の状態に戻ってしまうので、掃除した意味がなくなってしまいます。
なので今回は『モノを片付ける』というよりかは『モノを減らす』ミニマリストな考え方をお伝えいたします。
最後まで読んで頂くと、あなたの部屋もきっとすっきりとした集中力が持続する生産性の高い部屋に変身することでしょう。
それでは早速いってみましょう。
ミニマリストとは
『ミニマリスト』と聞くと、「部屋の中にほとんど何も無い生活」をしている方々のことを想像してしまいがちです。
僕も実際そういった方々を想像しました。
しかしながら、実際のミニマリストとは『必要以上のモノを持たない生活』をしている方々のことを指しているようです。
なので部屋の中にモノはあっても良いんです。
ただ「必要以上のモノを持たないので、部屋が散らかるようなことはない」というわけです。
それくらいならズボラな僕にもできそうだなと。
ここからは実体験ですが、以前の僕はガジェットが好きで、多くの機器を買いまくっては、「性能はこっちの方が上だな」とレビューしていました。
これは別にいけなことではないんです。
ですが、新しいモノを買った後に使わなくなった古いモノを処分せずにずっと保有していて、実はこれがいけなかったのです。
気持ち的には、「また使う機会がくるだろう」とか、「他に新しいモノを買った時の比較にしよう」なんて思っていて、「手放すのがもったいない」そう思っていたのかもしれません。
新しいモノを買ったら古いモノを処分する。
これをちゃんとやっておけば部屋の中が散らかることもなかった。
ブログを継続的に書きだした頃に、冒頭で説明したプリンストン大学の研究のことを知ったのですが、「これではブログを続けることもまた失敗してしまうかもしれない」と危機感を抱き、モノを処分することにしました。
処分の仕方
では処分の仕方ですが、多くの方が何をどうやって処分したら良いのか悩んでいるかと思います。
部屋が散らかっている人は僕と似ていて、「モノを捨てるのがもったいない」と思っている方が多いと勝手に推測しています。
なので、捨てるのではなく、売りましょう。
そして売るモノの選定ですが、それはここ最近(半年以内)で使っていない、または使用頻度が著しく低いモノです。
ただ注意点があって、この選定時に「季節によって使用するモノ」はその季節になるまで省いてください。
例えば選定時の季節が夏ならサンダルや水着、夏用のTシャツなどは今シーズンで着ていないものや使っていないものが明らかですよね。
しかし冬用のセーターやマフラーはどうでしょうか。
半年は使っていないけど冬になったら使う可能性が高いですよね?
もちろん現段階で「もうこれは着ない」、「もうこれは使わない」と判断できるのであれば全然売りに出しても大丈夫です。
ですが、困ったことに季節系のモノはその季節にならないとなかなか売れない傾向にあるのです。
なのでその季節になるまで待つ方が無難かなと個人的には思います。(もちろん売りに出すのも自由です!)
それ以外は全く問題ないので思い切って売りに出しましょう。
今はメルカリなどのフリマアプリが多くあるので「こんなの売れるのか?」と思っていても意外とすぐに売れたりします。
僕の場合は錆び付いた昔のギターが出品した瞬間に売れたので驚きました。
なので「売れないかも」と思っていても一応出品することをお勧めします。
売れなければ捨てればいい。そう思ってダメ元でやってみて下さい。
心を鬼にすること
いざフリマアプリで出品作業をしていると問題が起きてしまいます。それはモノを手放したくない気持ちが出てくることです。
というのも、出品する際に価格設定をするんですが、それが自分の想像していた価格よりも相場が低い場合があって、「その値段で売ったら損をするんじゃないか」って悩むんですよね。
これに関してはもう本当に悩みます。すこぶる悩みます。
ですが、ここで売らなかったら恐らくもう二度と売る機会なんてこない!と心を鬼にして全てのモノを相場より低い値段で良いので出品しましょう。
これは断言できますが、半年も使わなかったモノなので手元に残しておいても今後使うことは殆どありません。宝の持ち腐れです。
時間が経てばモノの値段は下がっていく一方なので、ここは「まだ高値で売れる時だから売る」といった感覚で手放した方が良いです。
そして出品したら後は売れるまでアプリを覗かない!覗くとなんだか惜しくなってきますからね。
売れた時の嬉しい気持ちと売上金が増えることを想像するとわくわくします。
こういった気持ちで僕は多くのモノを処分することができました。
売れ残ったモノを保有する期間を決める
フリマアプリで出品すると、意外となんでも売れたりするのですが、それでも当然ながら売れ残ることもあります。
メルカリでは毎日多くのモノが出品されていますので、他の方が新しく出品されたモノで埋め尽くされてしまいます。
そうなると、買い手の目に付かないなんてことにもなりますので、二週間ほどしたら一度価格の調整などを行い、自分の出品物がタイムラインの上部にくるようにしましょう。
そうすることで、買い手の目に付きやすくなり、売れることがあります。
「それでも売れない」なんてときはキッパリあきらめます。需要と供給のバランスがありますので、あきらめは大事です。
また長期間保有していては結果的にモノが減らないので、出品する期間を決めると良いです。
僕の場合は一か月を出品する期間と決めて、一か月経っても売れなかったモノは処分しました。
モノを多く処分して気づいたこと
必要ないモノを多く処分して気づいたことがあります。
それは『あれこれ考えなくて済むようになった』ことです。
少し説明しますと、今までは多くの本を所有していたのですが、その中には別の意見が書かれているものがあったりしました。
例えば「才能がなくても努力すれば成功できる」だとか、逆に「自分が生まれ持った才能を磨くことに全力を注げ」みたいなやつです。
こういった内容が一致しない本を、最終的に「自分が何を信じるか」に重きを置いて選び抜いたので迷わなくなったんだと思います。
もうこれだけを信じる!みたいな感覚でしょうか。
今までの僕はたくさんを信じようとしていたのだと思います。
なのでいざその選択が迫られた時に「どれにしようか」と迷ってしまい、結局考えることに疲れてしまうといった現象が起きていたのだと感じました。
ミニマリストになるということは単純に「モノを減らす」だけでなく、「何を信じるか」をも決めることだと僕は思います。
まずは1つの軸を作る。
そしてそこで全力を注ぐ。
これがミニマリストの本質なのではないかなと。
僕たち現代人は日々多くの選択を行なっています。
その度に悩むと疲れてしまうので、その疲れを軽減するためにも僕はミニマリストな生活をお勧めします。
そう考えると部屋が片付くと生産性が上がるのも納得できますよね。
まとめ
ということで色々と、まるで偉い人かのように語りました。お恥ずかしい限りです。まとめです。
- ここ半年で使っていないものは今後ほとんど使うことは無い。思い切って処分をするべし。
- ミニマリストとは単純にモノを減らすだけでなく、「自分が何を信じるか」を再確認することでもある。
- モノが減ることで「選択の悩み」がなくなり、疲れにくくなる。
- 部屋が片付くと生産性が上がる