前回LogicoolのキーボードK295を紹介した時に気づいたのですが、約一年ほど前に購入し、愛用しているHHKBの紹介をしていませんでした。
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初めてこのキーボードを見て、その価格を知った時には鼻の両穴が開きっぱなしで終始閉じませんでした。
色々な方のレビュー記事や動画を拝見し、ついに我慢ができなくなり購入してしまいました。
いざ実物を使ってみると、もう心地良すぎて『もう他のキーボードには戻れないかも』と悟ったあの日が昨日のように思い出されます。
在宅ワークが盛んになっている昨今ではHHKBも認知度が上がっているかと思います。
なので今回はキーボード界隈では最高峰であるHHKBの魅力を、このキーボードの特長や僕が使用した感想なども含めてご紹介していきたいと思います。
キーボード沼にハマるきっかけになったキーボードですので、これを機に皆さんも沼にハメてみたいなと思います。
動画もございますので、映像と音でご覧になりたい方はこちらをご覧ください。
HHKB Professional HYBRID Type-Sとは
HHKBはPFUから発売されており、キーボード界のトップに君臨しているといっても過言ではありません。
同じくトップの座に君臨する「REALFORCE」というキーボードもありますが、そちらには無線で使用できるモデルがないので、僕はHHKBを好んでいます。
よくHHKBと略されることが多いですが、正式名称は「Happy Hacking KeyBoard」で、それぞれの頭文字をとって「HHKB」と呼ばれています。
このHHKBにはいくつかの種類があって、僕が購入したのが一番最新のモデルであるHYBRID Type-Sです。
HYBRIDの意味は有線と無線の両方で接続ができることを指していて、Type-Sは音が静か(silent)、高速タイピング性(speed)を指しています。
つまりHYBRID Type-Sは『有線、無線両接続が可能な静音で高速タイピングがしやすいタイプ』ということになります。
今説明したモデル以外にもいくつか種類がありますので、気になった方はPFU公式ウェブサイトを覗いてみると良いかと思います。
僕が感じるHHKBの魅力
1.デスクに向かうのが楽しくなる。
HHKBを語る時にまず絶対と言っていいほど紹介されています。タイピング音がとにかく心地いいんです。
HHKBはメンブレンやメカニカルとは違う「静電容量無接点方式」と呼ばれる軸を採用しています。
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静電容量無接点のイラスト
通常のメンブレン式はキーを押して、それがスイッチの底までたどり着くことでキー入力を可能にしています。
それとは逆に静電容量無接点のHHKBは軸の中にバネが存在しており、キー押下時にそのバネが縮むことで底打ちせずともキーの入力を感知しています。
なので底打ちしなくて良い分、メンブレン式よりキースイッチの摩耗が少ないため耐久性に優れているわけです。
またこの静電容量無接点方式のおかげで、キーを押下時にHHKB独特の「スコスコスコ」といった心地良いタイピング音や打鍵感を享受できています。ありがたい。
この心地いい感覚を味わいたいがために、とにかくデスクに向かって文字を入力したくなります。本当にデスクに向かうのが楽しいんですよ。
一度使用したらもう他のキーボードには戻れないほどクセになります。本当に一度体感してほしいです。
2.デザイン性が高い
キーボードには右側に数字のキーが付いていることがありますよね。
それを一般的にテンキーと呼びます。
もちろん事務作業などをする時にはテンキーがあった方が数字を入力しやすいので便利です。
ですが、個人で使うキーボードにテンキーはあまり必要ないと僕は思うのです。
自宅で数字を入力する機会は僕はほとんどないですし、JavaScriptの勉強をしている今現在も数字を入力する事はほとんど無いです。
またテンキーが付いている分デスクのスペースを取ってしまいますので、無い方が嬉しいなと僕は思っています。(もちろん欲しいキーボードにテンキーレスモデルが無い場合は仕方ないですが)
HHKBはテンキーが無い分かなりコンパクトです。「デスクが狭くてマウスがキーボードに当たってしまう」なんてこともなくなります。
また多くのキーボードにはアルファベットとは別に「ひらがな」が印字されていることが多いかと思います。
HHKBにはその「ひらがな」の印字が無く、見た目がすっきりとしているため、僕はそこも魅力に感じています。

HHKB professional HYBRID Type-S
3.ユーザーの気持ちを理解したキー配列

HHKBのキー配列について
多くのキーボードには左に「caps lock」と呼ばれるキーが配置されています。
が、この「caps lock」は使用する機会がほとんど無いのにも関わらず、左小指が届きやすい結構大事な位置に陣取っているんですよね。
HHKBはその「caps lockキー」を廃止して、そこに標準では「Controlキー」が配置されています。
ショートカットなどを多用する人にはとても使いやすい設計になっているため、とてもありがたいです。
4.バッテリーではなく単三乾電池で動く
バッテリーの方が電池交換の手間がなくて良いかな。なんて以前は考えていたのですが、実際HHKBを使用してみると全く気になりませんでした。
というか、むしろ電池で動く方が使いやすいなと今では考えています。
出先で使用している時にバッテリーが切れてしまったら、電源を探さなければならず、バッテリー駆動のキーボードなら使うことをあきらめてしまうところです。
ですが電池駆動なら予備の電池を持っていればこの問題を解決できます。
繰り返し使える充電池を使用すれば前もって予備を充電してカバンに入れておけば良いのです。
またバッテリーは使用する期間が長くなるほど劣化して使用するのに支障をきたす場合もあります。
電池ではそれがなく、バッテリー関連の不具合や故障もなくなるので長く使うにはやっぱり電池駆動の方が良いですよね。

単三電池駆動
選ぶ時の注意点
1.日本語配列か英語配列か
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HHKB日本語配列のイラスト
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HHKB英語配列のイラスト
(著作権の関係で実写真が使用できないので、イラストを参考にご覧ください)
購入前に知っておくべき事があります。
HHKBにはキー配列が「日本語配列」と「英語配列」の二種類あり、キーの配列がその両方で多少異なります。
多くの方が記事や動画で紹介するHHKBは英語配列であることが多く、間違って購入することがありますので注意してください。
分かりやすところで説明すると、英語配列には矢印キーは無く、Fnキーとその他のキーを使って矢印キーの操作を行います。逆に日本語配列には矢印キーがあります。
また「@」や「()」も日本語配列とは別の場所に配列されていたりするので、日本語配列に慣れている方は英語配列ではなく日本語配列を購入しましょう。
2.モデルによってはタイピング音や打鍵感が異なる
心地いいタイピング音や打鍵感を求めてHHKBを購入する人は少なくないと思います。
しかし発売されているモデルによってはそのタイピング音や打鍵感がかなり違ってきますのでご注意ください。
僕が一番心地いいなと感じたのがHYBRID Type-Sモデルでしたので、そちらを購入しました。
YouTubeなどで音を聴き比べて、自分の好きな、心地いいタイピング音のモデルを選択してください。
以上の二点が注意点です。
値段が値段なだけに失敗しないように徹底的に調べることをお勧めします。
まとめ
キーボード界のトップに君臨するだけあって、価格は高いですが、投資に見合うだけの価値と、今後のデスクワークへのモチベーションを提供してくれるデバイスです。
一点豪華主義で投資しても損はないと思いますので、是非使用してみてください。
選ぶ際には先に述べた注意点を必ず読んで頭に入れておくことをお勧めします。
皆さんのデスクワークがはかどりまくることを願っています。