色々な方のレビュー記事を読んでいると、「GSP500をMixAmpに繋ぐと最高のヘッドセットに化ける」なんて文言がちらほら見られたので、これはも試してみるしかない。
ということで、物凄く気になっていたSENNHEISERから販売されているゲーミングヘッドセット「GSP500」を買ってしまいました。
果たして、本当に最高のヘッドセットに化けるのか。GSP600との違いなども含めて説明していこうと思います。
目次
GSP500とは
GSP500とはSENNHEISERから販売されている高価格帯のゲーミングヘッドセットです。
音の良さから日本でも多くのゲーム実況者さんが愛用しています。
箱の中にはヘッドセット本体と、着脱可能なケーブルが2本、取り扱い説明書が入っていました。

GSP500本体の写真
GSP500の主な仕様をまとめますので参考までにご覧ください。
- 開放型のオーバーイヤーヘッドホン
- 重量363g
- 周波数特性 10Hz~30kHz
- インピーダンス 28Ω
- 出力音圧レベル 107dB SPL
音の調整は右耳部分のダイヤルを回すことで可能です。

音量調整の仕方
またマイク部分は上に上げると「カチ」っと音が鳴り、マイクミュートが可能です。

マイクミュートの仕方
GSP600との違いはあるのか
GSP500とGSP600には明確な違いがあります。
ヘッドホン部分なのですが、GSP500が開放型なのに対して、GSP600は密閉型です。
開放型は外部の音が入ってきやすいので、周囲の呼びかけに答えることができます。しかし、大音量で音楽やゲーム音を聴いていると音漏れしやすいといったデメリットがあります。
反対に密閉型は周囲の音が入ってきにくいので、集中はしやすくなります。
しかし周囲からの呼びかけには対応できないので、ゲーム中に親から名前を呼ばれているのに本人は気づかず、マイクにその声が入っているなんて恥ずかしい出来事が起きたりしますので注意が必要です。
僕は良くFPSやTPSなどのゲームをするのですが、これらのゲームは足音などの低音が結構重要だったりします。
開放型は音が逃げるので、低音に関しては密閉型の方が聞きやすくFPS系のゲームでは有利です。
上記の開放型が密閉型かの違いがあるだけで、グレード差などはありません。数字が違うのでGSP600の方が上位モデルと思われがちですが、実際はそうではないので注意して下さい。
MixAmpに繋ぐと最高のヘッドセットに化けるのか?
結論を先に申し上げます。
最高のヘッドセットとは言えません。
もとのヘッドホンの性能としてはモニターヘッドホンと近く、中高音の音がわりと出てくれますが、フラットな傾向です。低音は弱いかなと。
先ほども説明したように僕はよくFPSやTPSなどのゲームをしますので、やっぱり低音に強い方が有利です。
確かにMixAmpのイコライザで調整すれば低音も出てはくれますが、そうなると元の中高音の音を沈めなければならず、このヘッドセットの良さが一気に無くなります。
つまり、このヘッドセットでなければいけない要素が無くなるのです。
それだと最高のヘッドセットとは言えないですよね。
とはいえ、これはFPSやTPSなどを主にプレイする場合の話で、「足音とか低音はどうでもいい!」という人には関係の無いことです。
モンスターハンターワールドなど環境音などがとても良いゲームではMixAmpを使い中高音を強化できるので、このヘッドセットの良さが120%活かせます。
「ゲームと共に音を楽しみたい」と考える方にとってはMixAmpを使うことで最高のヘッドセットに化けるように思えます。
しかしながら、GSP500は割と高価なのでゲームと音を最高に楽しみたいと考えるなら他のヘッドホンでも良いような気がします。
marantz PROFESSIONAL MPH-2はかなり良い音ですので、こちらの記事も併せてお読み頂ければ幸いです。

まとめ
まとめるとこんな感じです。
- 低音が思ったほど出ないので、MixAmpに繋いでもFPSやTPSには向いていない
- 音自体はかなり良い。なのでゲームと音を両方楽しみたい人にはMixAmpに繋ぐことで最高なヘッドセットに化ける
- 音質は一緒なので、密閉型のGSP600も大して変わらないと考える
同じSENNHEISERから販売されているヘッドホン、HD598SRは軽くて音もかなり良いので、こちらもお勧めです。
併せてこちらの記事もお読み頂ければ幸いです。
