ゲーミングデバイスを多く販売しているRazerのHuntsman TEというキーボードがとても気になっていたので先日購入しました。
気になっていたところは「オプティカルスイッチ」と、「1mmのアクチュエーションポイント」の二つです。
今まではCHERRY MXの銀軸が1.2mmのアクチュエーションポイントで最速だったのですが、今回のHuntsman TEはそれを上回る1mm。
それに加えて、キースイッチに遅延が無いと言われているオプティカルスイッチを搭載しているので、「これはもう素早い操作ができ、ゲームが有利になるに違いない」と思っていました。
結論から申しますが、Huntsman TEは少々期待外れでした。
今回はその期待外れな点を含めてレビューしていきますので、購入を考えている方は参考にして下さい。
Razer Huntsman TEについて
まずは同梱物ですが、キーボード本体と着脱可能なケーブルの二点が入っています。

HuntsmanTE同梱物
ケーブルはUSBのタイプCでキーボード側に繋ぎます。結構硬めです。
同梱物の説明は以上です。
Razer Huntsman TEのスペック
以下にHuntsman TEのスペックをまとめますので参考にして下さい。
- 押下圧40gのリニアオプティカルスイッチ
- 1億回のキーストロークに耐える耐久性
- テンキーレス仕様
- 着脱可能なUSB-C編みファイバーケーブル
- 最大5つのプロファイルを保存可能なオンボードメモリ
- Nキーロールオーバー、アンチゴースト機能搭載
- ゲーミングモード搭載
- 1000Hzのレポートレート
- 1mmのアクチュエーションポイント
以上がHunstman TEのスペックです。
これだけ見るとかなり高スペックです。
ハイエンドキーボードといっても過言ではないくらいですが、残念な点があり、個人的には期待外れだったので、「使ってみた感想」の方で紹介していきたいと思います。
Razer Huntsman TEを使ってみた感想
まず僕がよくプレイするゲーム「FORTNITE」でHuntsman TEを使ってみました。
確かに反応速度は通常のメカニカルキーボードより速いです。しかしそれは本当に微々たるもの。「圧倒的に速い!」とまでは感じることができません。
そしてその速さはオプティカルスイッチのお陰ではなく、恐らく1mmのアクチュエーションポイントによるものだと感じます。
そしてその1mmのアクチュエーションポイントのお陰で誤爆が頻発します。まさに本末転倒です。
使っていれば慣れるかもと思っていたのですが、全然慣れません。
タイピングもタイプミスが頻発するのでストレスで爆発しそうでした。
なので今はキーボードを元に戻し、サンワサプライのロープロファイルメカニカルキーボードをゲームでもタイピングでもメインで使っています。
サンワサプライのロープロファイルメカニカルキーボードの記事はこちらからご覧になれます。
おすすめなロープロファイルメカニカルキーボード(低背軸)をレビュー
サンワサプライのロープロファイルメカニカルキーボードは低背軸なので底打ちまでのスピードが速く、アクチュエーションポイントは1.5mmと低すぎないので誤爆の心配も無く、タイピングも快適です。
こっちの方がゲームでもタイピングでも本当に快適なので、RazerのHuntsman TEの購入を考えている方には申し訳ないですが、こちらをお勧めします。
大手のキーボードの方が良いと言う方にはLogicoolの低背軸を採用しているG813がお勧めです。
最後に
本来は「めちゃくちゃお勧めです!」とか「爆速でキルレが上がりました!」とか言いたかったのですが、ちょっとそれ以前の問題でしたので残念です。
それでも「Razer製品が絶対に良い!」という方にはHuntsman TEの改良版であるHuntsman miniをお勧めします。
こちらはアクチュエーションポイントが1.2mmに変更され押下圧も48gになっているのでHuntsman TEよりかは使いやすいかと思いますが、圧倒的な速さなどは期待しない方が良いかもしれません。